2016年12月8日木曜日

【完成予定は19年11月】新国立競技場、17年秋からシステム系設備調達開始

日本スポーツ振興センター(JSC)は、2020年東京五輪の開催に合わせ、現在建設中の新国立競技場(東京都新宿区ほか)に導入する映像・音響、セキュリティー関連などシステム系設備・機器の調達手続きを17年10月から順次行う方向で調整に入った。

 必要な設備をまとめて調達しても分割で発注しても、設置したすべての設備が一体で作動する調達方法を検討する。

 五輪後の新国立競技場の運営は民間事業者に委ねることが想定されている。JSCは施設運営の創意工夫を民間事業者に最大限発揮してもらうため、システム系設備の調達では根幹的なシステム以外は五輪後に撤去できるよう、リースの活用も検討する。

 新国立競技場の本体建設工事は11月末から実施中。19年11月30日までの完工・引き渡しを見込んでいる。 調達対象のシステム系設備の種類・機能などは次の通り。

 【構内情報通信網】有線LAN▽Wi-Fi▽不感知対応▽館内PHS

 【映像・音響】デジタルサイネージ▽リボンボード▽BGM放送(ローカル音響システム)▽撮影用カメラ▽館内共聴設備

 【セキュリティー関連】▽監視カメラ装置▽駐車場管制システム▽防犯・入退室管理装置▽ゲート(チケット)▽BCP運用▽サイバーセキュリティー対応▽観客避難誘導システム▽雷感知システム

 【中央監視設備】統合監視システム

 【その他】OA機器(パソコン、複合機など)。

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